脱色技術(SOPシステム)
SOPシステムの概要 |
高性能な紫外線と酸化剤を併用することにより生じる、強力な酸化力を有するOHラジカル生成し、水中の色度分解除去を行う技術です。
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・原水に添加する酸化剤
・反応槽内に照射される254nmの波長の紫外線
・エアーを石英外管内に送入し185nmの波長の
紫外線との接触により発生するオゾン
→上記3項目の相乗効果により生じ る反応性の高
いOHラジカルにより、 有機物分解効率を向上
脱色原理
水中の着色成分中の不飽和結合 (発色団・助色団等
)を強力な酸 化力を有するOHラジカルで分解し、
脱色する。
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特徴 |
・イニシャル・ランニングコストを低減
・驚異的な脱色反応スピード
・コンパクトな設置スペース |
脱色方式の比較 |
原水:膜分離活性汚泥処理水(厨房排水)、色度:20 → 5程度 |
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SOPシステム |
オゾン方式 |
活性炭方式 |
備考 |
処理方法 |
紫外線及び発生する活性酸素種により色度成分を分解 |
オゾンガスの酸化作用により色度成分を分解 |
活性炭により色度成分を吸着除去 |
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設置スペース |
100 |
150 |
400 |
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装置/運転重量 |
100 / 100 |
150 / 150 |
2700 / 4700 |
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イニシャルコスト |
100 |
230 |
220 |
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ランニングコスト |
100 |
200 |
450 |
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特 徴 |
人体に無害 |
排オゾン、NOx対策
が必要 |
人体に無害 |
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運転時の操作が簡単 |
運転時の操作が複雑 |
運転時の操作が複雑 |
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処理能力が安定している |
処理能力が安定している |
活性炭の吸着飽和により徐々に能力が低下する |
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※ オゾン方式および活性炭方式の仕様は、国土交通省大臣官房営繕部設備・環境課監修
「排水再利用・雨水利用システム計画基準・同解説」に基づき想定
色度除去による脱色の変化 |
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